Vege Sta.(ベジステ)スタッフ 土井さんインタビュー
南海なんば駅にある「Vege Sta.(ベジステ)」は泉州ブランド野菜の直売所。6次産業体験の中の、販売体験を行なう場所です。取材当日は月に1度の「沿線マルシェ」も開催していました。今回はベジステスタッフの土井さんにお話をお伺いしました。
ベジステはどんなお店ですか?
南海なんば駅の2階中央改札内にある、泉州産の野菜を販売するお店です。改札の中にあるんですけど、駅員さんに言ってもらったら買い物だけでも入れますよ。年末年始以外、年中無休で営業しています。2015年から初めて、今年の6月で4年目に入りました。
具体的にはどんなものを売っているんですか?
泉佐野産の旬の野菜ですね。夏やったらトマトとかキュウリとか水ナスとかですし、冬やったら泉州キャベツとか、セロリやブロッコリーとか。泉州アグリで作ったものが中心ですが、泉佐野の仲良くさせてもらっている農家さんから玉ねぎとか難波ネギとかを仕入れさせてもらって販売しているものもあります。あと泉佐野アグリカレッジで訪れる青森のリンゴや、石川の梨も売ってます。
何種類くらいの野菜を置いているんでしょうか。
多い時で20種類くらい販売してると思います。泉州アグリは多品目って言って、色々な種類の野菜を栽培してるんです。なので結構変わった野菜とかも販売してますよ。例えば普通セロリって白いですけど、緑色のグリーンセロリとか。あと、ひもなすって言って、ひょろーっとしたナスとか。珍しいもの、けっこうあります。
今のおすすすめの商品を教えてください。(※取材は10月)
今出てるのでしたら落花生です。落花生ってだいたい炒ってから売られてますけど、これは生なんです。生落花生。茹でて食べるとホクホクしてて甘くて、すごく美味しいです。
本日は沿線マルシェを開催していますが、これはどんなイベントなんでしょうか?
南海沿線沿いの野菜とか果物、加工品とかの“いいもの”を集めて販売するイベントで、場所はベジステと同じ南海なんば駅2階なんですけど、沿線マルシェは改札外でやってます。毎月、月末の週の月火水の3日間で開催しています。3組の生産者が出ていて、ベジステは毎回レギュラーで出させてもらってます。
ベジステと売っているものは同じですか?
はい、売ってるものや値段は同じです。でも、ベジステは常連の方が多いんですけど、沿線マルシェは若い方とか外国人の方とかも多いですし、新しいお客さんに出会えますね。未だにここで野菜売ってるの知らなかったっていうお客さんもいますし。でもありがたい事に、最近お客さんはけっこう増えてきました。
次に販売体験のことをお伺いしたいのですが、作業としてはどのような内容になるんでしょうか。
はじめに野菜の種類や食べ方などの知識をお伝えして、あとは販売でお客さんと喋ってもらったりとか、ポップを書いてもらったりとか、レジもやってもらいます。あと、野菜を知ってもらうために実際に食べてもらったりもしますよ。 沿線マルシェの日は、マルシェの方でも接客してもらいます。
体験される方の感想を教えてください。
体験者によって色々ですけど、やれて良かったとか、お客さんの声を聞けるのが新鮮だったとか、そんな感想をよく聞きますね。接客に慣れてない方だと、沢山の人と接するのが大変だったーという方もいらっしゃいます。販売体験に来られる方は6次産業に興味のある方や、作った野菜がどんな風に売れていくのか気になる人が多いので、そういった人には良い体験になると思います。
土井さん自身は、販売してて楽しい所、難しい所ってどんな所ですか?
一番楽しい所は、お客さんと話せることですね。あと野菜が好きで見てると楽しくなるし、変わった野菜はすぐ調べたくなります。勉強にもなるし、野菜って人間に欠かせないものですしね。 難しいのは…やっぱりうまく伝えることです。自分なりにおススメしたい野菜の事を伝えても、お客さんが納得いかなくて買ってもらえなかったりもするんで、一番難しい所ですね。
最後に、体験を検討中の方にひとことお願いします。
従業員みんな年齢が近いから話しやすいですし、色んなことも聞けるし、野菜のことも勉強できるし、楽しいですよ!一から色んなことを学べるので、ぜひ体験しに来てください。
取材の日、沿線マルシェの様子を見ていると、スタッフみんなが笑顔で楽しそうにお客さんと話をしているのが印象的でした。ベジステではインスタグラムもやっているので、こちらもぜひ見てみてくださいね! →https://www.instagram.com/vege_sta/