青森県弘前市って、どんなところ?
みなさん、青森県に行ったことはありますか?おそらく行ったことのない方が多いのではないでしょうか。1〜2週間の体験と言えど、どんな所か気になりますよね。今回は体験で訪れる街、青森県弘前市について、レポートをしたいと思います。
いざ、青森へ。
大阪から青森へは伊丹空港から飛行機で約2時間半、意外とアッという間に到着します。便によっては客席100席以下の小さなプロペラ機だったりして、少しワクワクした気持ちになりますよ(飛行機が苦手であればドキドキするかもしれませんが…)。青森空港から弘前市へは直通のバスで1時間程度。一旦青森市に出てから、JRで向かうこともできます。
弘前市ってどんなところ?
弘前市は、青森市、八戸市に次いで県内で3番目に人口が多い街。大学、病院、ショッピングセンターなど生活に必要な機能の揃う、コンパクトシティです。田舎暮らしは車が無いと難しいというイメージがありますが、弘前市で暮らすなら自転車があれば生活には十分。
日本一と美しいと称される事もある「弘前さくらまつり」や、夏を彩る「弘前ねぷた」、弘前城も全国的に知られていて、観光にも、住むのにも、魅力のたくさんある街です。ちなみに最近では弘前市を舞台にした漫画「ふらいんぐうぃっち」も人気のようで、ロケ地巡りなども行われているみたいです。
やっぱり、りんご。
青森県はりんごの生産量日本一で有名ですが、その中でも弘前市の生産量は最も多く、全国の約20%を占めています。そう思うと皆さんも、一度は弘前産のりんごを食べた事があるかもしれませんね。
弘前駅からバスで約20分の「りんご公園」では、約65種、1300本の林檎の木があり、りんごのもぎとり体験、りんごの加工品やりんごグッズの販売、りんごの栽培や歴史などを学べるコーナーなど、とにかくりんごが盛り沢山!まずはここで、弘前のりんごの事を知るのもいいかもしれません。
そしてりんごと言えば、アップルパイ。
りんごの加工品は沢山ありますが、中でもアップルパイは「弘前アップルパイガイドマップ」なるものがある程、弘前の各所で食べられます。そのガイドマップ(第8版)では約50個のアップルパイが紹介されていますが、今回それらのアップルパイのいくつかを食べられる「大正浪漫喫茶室」に行ってきました。アップルパイを3種類注文し、食べ比べてみましたが…どれも美味しい!それぞれに個性があって、全然別物のようでした。こうなると50種全部食べてみたくなりますね。
歩けば出会う、レトロ建築。
先ほどご紹介した「大正浪漫喫茶室」もそうですが、弘前市には明治・大正期のレトロな洋風建築が数多く残っています。また「モダニズム建築の旗手」といわれた前川國男氏の作品が多く残ることでも有名です。街を歩くとあちこちに趣のある建築物があらわれるので、ただただ散歩をするだけでも楽しいですよ。建築好きには尚更たまらない場所でしょう。
レトロもあれば、新しさもある。
弘前駅から歩いてすぐの、代官山ならぬ代官町周辺には、若い方が開いている素敵なお店が点在しています。雑貨や洋服のセレクトショップ、古道具屋さん、暮らしの道具のお店、美味しそうなパン屋さん…「地方」というと、おしゃれなお店があるイメージが沸かないかもしれませんが、そんなことはありません。規模は大きくなくとも、店主の想いとこだわりの詰まった、素敵なお店があるのです。
そして、美味しいものがたくさんある!
青森県は、太平洋、日本海、陸奥湾と三方を海に囲まれているので、魚介類が多く獲れ、中でも八戸港は日本でも1、2位の漁獲高を誇ります。なので新鮮な魚介類が安価で美味しい!チェーン店の回転寿司屋さんでも、都会とは味が違うと言われます。 鮮魚はもちろん、包丁でたたいたイカの脚を野菜と小麦粉と混ぜ、焼いたり揚げたりした料理「いがめんち」や、魚を使った「じゃっぱ汁」などの郷土料理もおすすめ。弘前駅近くには、鮮魚や食材、総菜の並ぶ市場「虹のマート」があるので、ここで青森の味を買ってみてはいかがでしょう。
弘前市のことを、もっと知りませんか?
色々とレポートしましたが、これだけでは弘前や青森の魅力は伝えきれません。弘前のことが分かるウェブサイトを、いくつかご紹介します。ぜひご覧下さいね。
弘前街あるき(http://machi-aruki.sakura.ne.jp)
弘前ぐらし(http://www.city.hirosaki.aomori.jp/hirosakigurashi/)
連続移住小説 「ヒロとサキ」1話 (https://www.youtube.com/watch?v=RL2KmSMZ1P0)
連続移住小説 「ヒロとサキ」2・3話(https://www.youtube.com/watch?v=F7kjYQvKrzo)
青森のこと、弘前のことを、少しでも知っていただけたでしょうか。りんご生産体験の参加を検討している方、弘前への移住を考えている方の、参考になれば幸いです。